バレエ用語辞典

バレエでつくる、キレイなカラダ。

バレエでつくる、キレイなカラダ。

バレエでつくる、キレイなカラダ。

足のポジション

第1ポジション 第一ポジション
つま先を横に開き、踵同士をつけます。
※本来は股関節から脚を外側に回して、つま先が180度開いた状態ですが、初めての方でつま先が開きにくい場合は、無理せず出来る範囲で開きましょう。
第2ポジション 第二ポジション
第一ポジションから片足を一足分、横に離します。
第3ポジション 第三ポジション
第一ポジションから片足の踵を、もう一方の足の土踏まずの前に置きます。
第4ポジション 第四ポジション
第三ポジションから前にある脚を一足分離します。
前から見ると脚が交差している形です。
第5ポジション 第五ポジション
第四ポジションから前にある脚を、後ろの脚に重ねます。
つま先と踵が一直線になるようにします。

アッサンブレ assemble(集める)

第五ポジションのプリエから片足を横にスライドさせてつま先を伸ばし真っ直ぐ上に跳びます。
空中で第五ポジションにしてからプリエに下ります。
右アッサンブレの場合は、左足前の第五ポジションから始まり、右足を横にスライドさせて跳び、右足前の第五ポジションに下ります。

ポイント

横にスライドさせる足が始めから空中に浮かないように、タンジュからジュテを通るように意識しましょう。
上体が前後に揺れないようにしっかり引き上げ、空中ではつま先、膝を伸ばしましょう。

ア・テール a terre(地面に)

アラベスク arabesque(アラビアの)

つま先、膝を伸ばした状態で脚を後ろに上げるポーズのこと。
腕のポジションによって、第一アラベスクから第四アラベスクまで4通りあります。

ポイント

体全体を使うアラベスクを正しいポジションで身に付けるには、かなりの時間がかかります。
体の柔らかさはもちろん、ポーズをキープするための筋力も必要になります。
焦らず、じっくり練習することが大切です。

アン・ドゥ・オール en dehors(外側へ) → ターンアウト

アン・ドゥ・ダン en dedans(内側へ)

アン・レール en lair(空中に)

エシャッペ echappe(逃げる)

第五ポジションのプリエから第二ポジションのルルベに立ち、第五ポジションのプリエに戻ります。

エシャッペ echappe(逃げる)

右足前の第五ポジション→第二ポジションのルルベ→左足前の第五ポジションというように、第五ポジションは左右交互になっていきます。

ポイント

アン・ドゥ・オールを保ったままの脚を、横にスライドさせて第二ポジションのルルベに立ちましょう。
ポアントの場合は、ドゥミ・ポアントを通過してポアントに立つように意識しましょう。
上体を引き上げ、膝をしっかり伸ばしましょう。

ク・ドゥ・ピエ cou de pied(足首に)

シャンジュマン changement(交換)

第五ポジションのプリエからつま先を伸ばして真っ直ぐ上に跳びます。
空中で第一ポジションを通過するように足を交換させて第五ポジションのプリエに下ります。

シャンジュマン changement(交換)

右足前の第五ポジションから左足前の第五ポジションに、第五ポジションは左右交互に下ります。

ポイント

足の裏全体で床を押し、空中でつま先、膝を伸ばしましょう。
上体が前後に揺れないように、しっかり引き上げましょう。

ジュテ jete(投げる)

ターンアウト(外側へ)

脚のつけ根からつま先を外に開くこと。様々なポジションの基本となります。
正しくターンアウトが出来ると、細くて長い筋肉が鍛えられます。股関節の可動域が広がるため、よりスムーズに動けるようになります。

ポイント

つま先だけ開こうとすると、脚が捻れた状態になり、膝を痛めたり、余分なところに筋肉がつく原因となるため、股関節から開くことが大切です。

股関節のしくみ

股関節は、骨盤の寛骨臼に大腿骨の大腿骨頭が入り込んで構成されています。
前後、左右、内外旋といった3次元の方向に脚を動かすことが出来る、球関節です。
股関節を安定させるため、腸骨大腿靭帯と恥骨大腿靭帯という力強い靭帯が通っています。
腸骨大腿靭帯は、上半身が後ろへ傾くのを防ぎ、恥骨大腿靭帯は、股関節が過度に外転するのを防いでいます。

ターンアウトに必要な6つの筋肉

股関節の後方には、深層外旋六筋と呼ばれる筋肉があります。
ターンアウトを維持するためには、表層にある大殿筋や中殿筋ではなく、深層外旋六筋の働きがとても大切です。
(・深層外旋六筋…梨状筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋)

タンジュ tendu(張る)

第一ポジションまたは第五ポジションから始まり、足裏で床を掃除するように、なめらかにつま先を伸ばしていきます。
ターンアウトされた脚でつま先を伸ばすことで、安定した足関節がつくられます。

ポイント

タンジュは、つま先が床から離れないようにしましょう。
内側の筋肉を長く引き伸ばすようにタンジュをすると、脚がより長く、綺麗に見えます。

距腿関節(足関節)のしくみ

距腿関節は、脛骨・腓骨・距骨の3つの骨で構成される蝶番関節です。
可動域が比較的広い関節であり、主に底屈(ポイント)・背屈(フレックス)の動きに関わっています。
脛骨と腓骨が距骨を押さえ込み、さらに外側の前距腓靭帯と後距腓靭帯、内側の三角靭帯により距腿関節を安定させています。
この3つの靭帯の他にも、距腿関節は数多くの短い靭帯を持っているのが特徴です。

パッセ passe(通過する)

バットマン battement(打つこと)

フォンデゥ fondu(溶けた、とろける)

フラッペ frappe(打った、たたく)

プリエ plie(折りたたむ、かがむ、屈折する)

プリエ plie(折りたたむ、かがむ、屈折する)

膝の曲げ伸ばしをする屈伸運動のようなもの。踵が床から離れないように行うドゥミ・プリエ(ドゥミ⇒半分)と、踵を床から離して行うグラン・プリエ(グラン⇒大きい)があります。
プリエはあらゆる動作の基本となるため、レッスンに多く組み込まれています。
足腰の強化になり、転倒予防の効果があります。

プリエ plie(折りたたむ、かがむ、屈折する)

腰が引けたままプリエをすると、大腿四頭筋と呼ばれる外側の大きな筋肉に負担がかかり、脚が太くなる原因になります。骨盤を傾けないように、お尻を踵の上にまっすぐ下ろしていくように意識します。
膝は、つま先と同じ方向に曲げていきましょう。
つま先より前に入ると、膝と足関節に負担がかかり、痛めてしまう原因となります。

膝関節のしくみ

膝関節は、大腿脛骨関節(大腿骨―脛骨)と大腿膝蓋関節(大腿骨―膝蓋骨)からなる複関節で、複数の靭帯が膝関節を補強しています。
前面には、膝蓋靭帯(膝蓋腱)、側面には、脛骨が外側にずれるのを防ぐ外側側副靭帯と、内側にずれるのを防ぐ内側側副靭帯、後面には、脛骨が後ろにずれるのを防ぐ後十字靭帯、膝関節の中には、脛骨が前にずれるのを防ぐ前十字靭帯があります。

フレックス flex(関節を曲げる)

伸ばしているつま先(タンジュ)を、足関節から曲げること。

ポイント

踵を遠くに押し出すようなイメージで、膝の裏、ハムストリングをストレッチしましょう。
同時に、軸足もしっかりと床を押し、上体を上に引き上げます。

ポール・ドゥ・ブラ port de bras(腕の運び)

アン・バ、アン・オー、アロンジェなど、手にも様々なポジションがあります。

肩関節のしくみ

肩関節は、肩甲骨の関節窩に上腕骨の上腕骨頭が差し込まれて構成される肩甲上腕関節をはじめ、肩鎖関節・肩甲胸郭関節など、5つの関節の集まりです。
主に、肩甲上腕関節が中心となり肩を動かしています。
肩関節は球関節のため、可動域はとても広くなっています。

ルルベ releve(持ち上げる)

床から踵を持ち上げ、つま先で立つこと。
足底筋が強化され、身体をしっかりと支え、安定して床に立つことが出来ます。

ポイント

ルルベをしたときは、親指側や小指側だけで体重を支えないようにしましょう。
親指側に傾くと外反母趾の原因になったり、小指側に傾くと長腓骨筋などの下腿の外側の筋肉に負担がかかり、ふくらはぎが太くなります。

ロン・ドゥ・ジャンブ rond de jambe(ロン=丸い、円 ジャンブ=脚)

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谷桃子バレエ団相模大野教室
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